音楽番組

2008年5月18日 (日)

モンマルトルの夜をもう一度

モンマルトルの夜をもう一度
原題 Between A Smile And Tear 

 CSスカパーのミュージック・エア・ネットワークで、素晴らしい音楽ドキュメンタリー映画を放送している。

 時は2004年、デンマークの首都コペンハーゲンにあったクラブ・モンマルトルを二夜だけ復活させようというコンサートのために、ゆかりのミュージシャンが集まり、そして別れるまでの一部始終を克明に追ったドキュメンタリー作品だ。

欧州ジャズの拠点クラブ・モンマルトル

 「クラブ・モンマルトル」は、1959年のオープンから、惜しまれつつ閉店する1974年まで、欧州ジャズの拠点的存在で、欧州に渡ったアメリカのジャズメンが多数の名演奏を残した場所だ。幸いにも「ステープルチェイス」というインディーズ・レーベルがライブを録音していた。彼らが残した作品群は名盤の宝庫ともいえる。

 このクラブを2日間限定で再開させ、コンサートを開催するという困難なプロジェクトを進めたのは、デンマーク出身で北欧を代表する名ピアニスト ニルス・ランドーキーだ。

ジャズ・レジェンドの再結集

 このよびかけに集まったのメンバーが凄い。ジョニー・グリフィン(ts)、ツゥーツ・シールマンス(harmo)、マッツ・ヴィンディング(b)、アルバート・ヒース(ds)といった今では生きる伝説となった巨人たち。それに、ステファン・グラッペリ亡き後のジャズ・ヴァイオリン・プレイヤーを代表する存在のディディエ・ロックウッド、そこに紅一点のボーカリスト リサ・ニルソンが花を添える。

 リハーサルのシーンで、2004年当時76歳のジョニー・グリフィンは、「音が見えない」と言いだして、リハーサルは翌日に再開することとなる。これにマッツ・ヴィンディングが「これは、なんだ」と怒り出す。前途多難を感じさせる展開となる。

巨匠たちの底知れぬパワー

 しかし、コンサートは無事に開演の時を迎える。
心配されたジョニー・グリフィンも、お得意の下ネタ軽口をたたきながら、ステージではいぶし銀のプレイを聴かせる。
巨匠たちの年季の入ったプレイの底知れないパワーを感じさせる。

 空港で再会を喜ぶミュージシャンたちの冒頭シーンから、コンサートを成功させて空港で別れていくミュージシャンたちのエンドシーンまで、お互いを思いやり、慈しむミュージシャン達の姿にじーんとくる作品だった。

(続きは後日)

DVDで発売もされている。

ニルス・ラン・ドーキー
「モンマルトルの夜をもう一度」DVD
型番:VABJ-1244
出演:ニルス・ラン・ドーキー(ピアノ)/トゥーツ・シールマンス(ハーモニカ)/ジョニー・グリフィン(テナーサックス)
ディディエ・ロックウッド(ヴァイオリン)
マッツ・ヴィンディング(ベース)
アルバート・ヒース(ドラム)/リサ・ニルソン(ヴォーカル)

標準小売価格:\4,700(税抜)
発売:ビデオアーツ・ミュージック /
販売:コロムビアミュージックエンタテインメント㈱

モヒカーノ関オフィシャルサイト
http://homepage2.nifty.com/SERGIO/

モヒカーノ関掲示板
http://8002.teacup.com/sergio/bbs

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2008年3月15日 (土)

リターン・トゥ・アォーエバーのライブ映像

  CSスカパーでは、2月から3月にかけて、チック・コリアが70年代に結成したリターン・トゥ・フォーエバーのライブを放映している。

 かろうじて、リアルタイムで聞きかじった世代としては、30数年経って動くリターン・トゥ・フォーエバーを見ることが出来るのは大変な感動だ。

 リターン・トゥ・フォーエバーとの最初の出会いは、70年代半ば、当時住んでいた学生寮に流れていた「サム・タイム・アゴー~ラ・フィエスタ」だ。2階建ての男子寮のけだるい午後に中庭まで流れる爽やかな歌声はその光景と共に今でも印象に残っている。

ちなみに、当時の寮生にはジャズ・マニアが何人か居て、狭い部屋に巨大なスピーカーを入れて聴いていた。当然、中庭にまでジャズが流れるわけだが、不思議に文句を言う寮生はいなかったと思う。

 黒人歌手とも白人歌手とも違うブラジリアン・フレイバーをまき散らしながら歌っていたのは、フローラ・プリムだ。歌姫として、夫となるアイルト・モレーラ(per)と共に参加した第一期RTFの重要メンバーだ。

 「サム・タイム・アゴー~ラ・フィエスタ」はチック・コリア名義の第一作「リターン・トゥ・フォーエバー」の4曲目。明るいテーマとラテン・ブラジルのカラーがなんともいえいな爽快感を感じさせる。2曲目の「クリスタル・サイレンス」も今も親しまれるる名曲のひとつ。

 この作品のジャケットには蒼い海原を飛ぶカモメが描かれている。ファンの間で「カモメのチック」と呼ばれる所以だ。ジャズ名盤の中では欠かせない大名盤といえるだろう。

♪RTFの1982年カリフォルニア・ライブ

 さて、RTFの1982年カリフォルニア・ライブでは、ジョー・ヘンダーソン(ts)が参加し、演奏は意外にもアコーステッィクな4ビートジャズだ。RTFのサックスといえば、今は亡き名手ジー・ファレル(ts)だが、こんなRTFもあったのかと驚く。
  
 チックも全編アコースティック・ピアノを弾き倒す。エレクトリック・ベースでは当時のナンバーワンと言ってよいスタンリー・クラークもアコベを弾き、素晴らしいソロも聴かれる。不敵な面構えでパワフルかつテクニカルなドラミングを披露しているのはレニー・ホワイト。カルテット編成なのに、この迫力!。

 RTFの歴史を辿れば、第三期RTFは1977年に解散している。
1982年には、期間限定の再結成をしたのだ。「カリフォルニア・ライブ」は、この時のバンドの姿を捉えている。

 80年代初頭といえば、70年代のフュージョン(電化ジャズ)全盛時代が終わり、ウィントン・マルサリスなどの新主流派が台頭し4ビートジャズ復興の兆しが見え始めた時期。第三期RTFで電化の極地を極めたチックも原点回帰を考えたのかなあ。

 もっとも、チックもハンコックと共にアコースティックと電化サウンドの両刀使いだから、その後はRTFの継承バンドとしてジョン・パティトゥッチ(b)、エリック・マリエンサル(as)などを従え、エレックトリック・バンド結成に向かっていったのである。

演奏者
チック・コリア(p)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
スンタリー・クラーク(b)
レニー・ホワイト(ds)

曲名
1 L's Bop 
2 Why Wait 
3 500 Miles High 
4 Guernica

♪RTFの1974年のスタジオライブ
 
  もう一方のビデオは、RTFの1974年のスタジオライブ。ドイツの「ビートクラブ」とい伝説的な番組が音源。ギタリストを入れロック色を強めた第2期RTF後期の演奏が聴かれる。メンバーのクレジットがないので、確認できないがギターはビル・コナーズのようだ。
「サムタイム・ア・ゴー~ラ・フィエスタ」のダイナミックなソロ・ピアノ・バージョンも聴ける。

 ファンがイメージするRTFの演奏はこちらの方だろう。

演奏者
チック・コリア(p)
ビル・コナーズ(g)
スタンリー・クラーク(b)
レニー・ホワイト(ds)

曲名
1 第七銀河の輝映   Hymn Of The Seventh Galaxy
2 アフター・ザ・コズモック・レイン  After The Cosmic Rain
3 サムタイム・ア・ゴー   Sometime Ago
4 ベース・フォー・ソング Bass Folk Song
5 スベース・サーカス Space Circus

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2008年3月 8日 (土)

クラブ・ジャズ?

 3月8日放送のBS朝日「グルービング・ジャズ・ナイト」では、クラブ・ジャズ・バンドの「スリープ・ウォーカー」をゲストに迎えて、ライブを聴かせていた。なにかファラオ・サンダースの「アフリカ」っぽい演奏だった。ピアノはキーボード・マガジンにも記事を連載していた吉澤はじめさん

 SRGIOは、この「クラブ・ジャズ」というカテゴリーとそういう名前を冠したグループのことがイマイチわからない。だいたい茨城の田舎では「クラブ」というものが存在しない。(探せば、それらしきスポットはどこかにあるのかもしれないが)

 さらに、以前「アシッド・ジャズ」「フューチャー・ジャズ」といわれていた音楽との関係はどうなのか?

 吉澤はじめさんのバンドはレベルが高いけど、その他のクラブジャズ・バンドなるバンドの演奏を聴くと、コンテンポラリーなアレンジでライトな感覚のジャジーな演奏にという風にも聴ける。ただし、ソロになると、個々の演奏能力に「う~む」となってしまうバンドも多い。ジャズメンは即興演奏が出来てこそ、ジャズメンであって、これではコンテンポラリーなジャズ・バンドともいえない。

  SERGIOのモヒカーノ関師匠も含めてジャズメンのほとんどが、日々違うメンバーとのセッションの日々である。その腕を買われてサイドメンとして、様々なジャンルの音楽も演奏する。時には、営業で、ポップスや演歌の伴奏もする。このような演奏能力が高いジャズメンの一般的な姿から見ると、クラブジャズなるシーンで棲息するバンド・メンバーが、ジャズの現場でオファーされることがあるのだろうか?
 
 「クラブ・ジャズ」がソロはまだうまく出来ないけど、ジャズのおいしいフィーリングのところだけテーマに取り入れて、後はエレクトリックなリズムでなんとかしよう、ジャズっぽいのが少し好きというクラバーな若者相手に演奏しようという人たちの集団でないことを望む。

 SEGIOは、マイルスが60年代後半から最晩年までめざしたように、ヒップホップやクラブ・ミュージックを取り入れてサウンドを現代的にアレンジしていく方向性を支持する。スタンダードを50年代、60年代のアレンジで演奏するばかりでいいのか!ということだ。

 マイルスの一番弟子ハービー・ハンコックが「ロック・イット」「ズィス・イズ・ダ・ドラム」「フューチャー・トゥ・フュチャー」「ニュー・スタンダード」で表現したことが、ジャズの進化の鍵であり、クラブジャズとは次元が違う音楽の創造だと思う。

 要は、現代の様々なジャンルの音楽をハイブリッドし、最先端の音楽加工の技術やソフト、最新鋭の電子楽器をも取り入れて、現代のサウンドを表現していくことだ。

 

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2008年1月 8日 (火)

ラリー・グラハム セントラル・ステイション

  今日は定時で早く帰ろうと思っていたら、ちょうど5時15分に緊急の用務が入り、他のセクションのスタッフと共に現場に出かける羽目に。とりあえず一仕事終えて退勤したのは8時になってしまった。

♪ ファンクは楽し  ラリー・グラハム セントラル・ステイション

 帰宅してから、昨夜CSスカパーの「ミュージック・エア・ネットワーク」で録画した、ファンク・ベーシストのラリー・グラハム率いるグラハム・ステイションのライブを見る。

 冒頭、バンドメンバーが全員でいきなり「ガンバッテクダサイ!」と叫ぶ。疲れた体に喝が入るなあ。

 ラリー他、電子パーカッションも操る女性ボーカル、ギター、ドラムス、キーボード2名の編成。

 シンプルな16ビートのファンク・リズムでとにかく聴衆を乗せまくる。イケイケの世界でギザ楽し(しょこたんか!)。ぜひ生で聴きたくなる、嫌なことも吹っ飛びそうな超明るい世界だ。
 
 ラリーは白いエレキ・ベースに取り付けたマイクで自在に動き回りながら、自らも歌い、叫ぶ。トレードマークである船長が被るような帽子も健在。

 一人のキーボーディストは、ローランドの真っ赤なショルダー・キーボードでギターのように演奏している。これもかっこいい。

 ラリー・グラハム。この人が世界にエレキ・ベースの革命的奏法であるスラッピング(日本ではチョッパーといわれるが)奏法を広めた立役者なのである。当然、スラッピングのソロも披露されるが、なんと軽やかに、こんな超絶技巧を披露できるのだろう。ベースをエレキ・ギターのように操る奏法の先駆者でもある。

 彼のギターは四弦であるが、5弦、6弦当たり前の昨今のベース界にあって、ベースのテクニックやグルーヴは弦の数ではないといこうことを思い知らされる。
 エレクトリック・ベーシストは必見だ。

 そういえば、昔、スタンリー・クラーク(b)との双頭バンドも演っていたなあ。

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2007年6月 3日 (日)

オーネット・コールマン&Prime Time

CSスカパー「ミュージック・エア・ネットワーク」では、フリー・ジャズ」の元祖オーネット・コールマンのバンド「プライム・タイムPrime Time」の1988年モントリオール・ジャズ・フェスでのパフォーマンスを放映。スペシャル・メンバーとしてパット・メセニーも参加。メセニーは1986年のコールマンの作品「Song X」で共演している。

《曲目》
●Song X
●Music News
●Guadajupe
●Honeymooners
●Latin Genetics
●Singing in The Shower
●3 Wishes ●Happy Hour
●Bourgeois Boogie
●Dancing in Your Heart

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2007年5月27日 (日)

タワー・オブ・パワー

午後1時にソニーのサービス担当が来て、無線LANの設定をしていった。これで、VAIOノート2台も家中どこにいても、ネットへの接続が出来るようになった。早速、TypeSから、HPの更新を送信した。

午後11時から、CSスカパー「ミュージック・エア・ネットワーク」では、白人ファンク・グループの名門タワー・オブ・パワーの1991年のステージを放映していた。南西ドイツ放送局 AWRのスタジオ・ライヴ番組に出演したときのもの。このバンドは結成以来30年を超え、現在も活動している。

今、売り出し中のオルガニスト サム・ヤエルが左手のベース・ラインの参考にしたというが、ベーシストのラインがなかなか良い、他にオルガン奏者も格好が良い。左手があんなに下がった奏法で大丈夫なのか?と思ってしまう独特の左手フォルム。ラスト近くでお約束の名曲「ホワッツ・ヒップ」も披露していた。メンバー全員白人ということで、サウンドにアクがあまり感じられない。白いファンクというべきかな。

《曲目》
●Dancing With My Shadow
●Attitude Dance
●Soul Vaccination
●A Little Knowledge
●You've Got To Funkifize
●How Could This Happen To Me
●Don't Change Horses
●Keep Your Monster On A Leash
●Someone New
●Who Do You Think You Are
●What is Hip? 他

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2007年2月10日 (土)

三村奈々恵さん (マリンビスト)

NHK-BS2の週間シテイ情報の今日の音楽ゲストは、マリンバ奏者(マリンビスト)の三村奈々恵さん。

番組HPの紹介によると、

国立音楽大学・打楽器専攻を首席で卒業後、渡米。ボストン音楽院にて修士号を取得。ボストン音楽院生の頃より、バークリー音楽院で講師を務める。学生時代より数々の国際コンクールで優勝を重ね、その卓越したテクニックと詩情豊かでダイナミックなサウンドが評価され、「アロージ賞」(スイス)を受賞。また、国際的若手アーティストの登竜門とされるニューヨークの「コンサート・アーティスト・ギルド・コンペティション」では、ソロで最高賞を獲得し、マリンバ・ソロでは初の受賞者となった。ニューヨークの「カーネギーホール」でデビュー・リサイタルを行い、日本人の国際アーティストとして、改めて世界に名を広める。去年から活動拠点を日本に移し、精力的に活動している。

 キーボード、ウッドベース、カホーンのカルテット編成で、①『♪剣の舞』 ②『♪プラーナ』の2曲を披露。マリンバは2台用意して曲によって交換していた。

 なかなかの超絶技巧である。ジャズ的な感じはあまりしないが、ライブ日程を見ると、ジャズクラブがほとんどのようだ。そういえば、ジャズではビブラホーン奏者はけっこう素晴らしいのがいるけれど、マリンバ奏者は寡聞にして聞かないなあ。

【三村奈々恵 ライブツアー】
2/21 東京 渋谷 JZ Brat
3/1  愛知 名古屋ブルーノート
3/2  大阪 大阪ブルーノート
3/22 千葉 舞浜 クラブ・イクスピアリ
4/19 東京 六本木 STB139

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2007年1月25日 (木)

秋川雅史&アンサンブル・プラネタ-

 NHK-BS2の、「シブヤらいぶ館 シング・シング・シング」という番組。てっきり、スウィング・ジャズのライブを放映する番組かと思って録画しておいたら、オール・ジャンルのライブ番組だった。
 

 録画されていたのは、「秋川雅史&アンサンブル・プラネタ-」テノールの秋川雅史と、女声アカペラグループ:アンサンブル・プラネタの共演。
 

 秋川さんは、いま売れに売れている「千の風になって」を歌って、紅白にも出た歌手。日々のすさまじいトレーニング方法などを語っていた。クラシックの声楽も大変なんだ。

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2007年1月24日 (水)

ジェシ・クック・ライヴ

スカパーのミュージック・エア・ネットワークでは、「ネオ・フラメンコ」と称される若手ギタリスト、ジェシ・クックの1999年のライブ演奏を放映していた。

SERGIOは不詳であったが、日本でもCS放送などで放映された『Sex and the City』(米TVネットワークHBOの人気シリーズ)や、トリノ・オリンピックではロシアのスケート選手スルツカヤが彼の楽曲を起用したそうだ。

《曲目》●Byzantium Underground ● Luna Llena ●Rattle and Burn ●Cancion Triste ●That's Right ●Dance of Spring
 ●Closer to Madness ●Bagdhad ●Mario Takes A Walk

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